この記事では、「飲み会」と「呑み会」の違い、使い分けについて書いています。
会社の飲み会や、取引先との懇親会のお知らせメール。
いざ書こうとした時、「飲み会」と「呑み会」、あれ、どっちが正解だっけ?と手が止まってしまった経験、私もあります。
特に、目上の方や取引先に送るとなると、変な言葉遣いで「この人、常識がないな」なんて思われたらどうしよう、と心配になりますよね。
恥をかくのは絶対に避けたい、そう感じるのは当然のことだと思います。
この記事を読めば、もう二度と「のみ会」の書き方に迷うこと、ビジネスシーンで自信を持って使い分けができるよう具体的な例文を交えてお伝えしますね。
「飲み会」と「呑み会」の核心、ビジネスで問われる本当の差
曖昧な使い分けがもたらす印象の違い
「飲み会」と「呑み会」、音で聞けば同じ「のみかい」ですが、漢字が違うと与える印象も変わるものです。
特にビジネスの場では、言葉一つで相手に与える印象が大きく左右されますから、本当に気をつけたいところですよね。
私自身も、若い頃に先輩のメールを見て「なんでこの人は『飲み会』って書いてるんだろう?」と疑問に思ったことがありました。
その時は深く考えませんでしたが、後になって「ああ、なるほど」と納得する場面が実際にありましたよ。
ビジネスでは、言葉の「正確性」よりも「一般的な慣習」や「相手への配慮」がかなり重要になります。どちらの漢字を使うかで、あなたの「常識度」が見られている、と感じることも少なくありません。
まずは知っておきたい「飲み」と「呑み」の基本的な意味
まずは、それぞれの漢字が持つ基本的な意味合いを見ていきましょう。
この違いを理解しておくと、なぜビジネスで「飲み会」が選ばれるのかが、すっきりとわかると思います。
- 「飲む」(のむ):一般的な意味での液体を口に入れる行為全般を指します。水、お茶、薬など、お酒に限らず広く使われます。また、「息をのむ」「チャンスをものにする」のように、抽象的な意味でも使われることがありますね。
- 「呑む」(のむ):特に、大きいものを勢いよく飲み込む、一気に飲み干す、あるいは強いお酒をぐっと飲むといった、より強いニュアンスを含みます。「唾を呑む」「大酒を呑む」といった使われ方が一般的です。
この意味合いを考えると、「呑む」は少し豪快な、あるいはカジュアルすぎる印象を与えるかもしれません。
だからこそ、ビジネスでは少し注意が必要だということが見えてきます。

ビジネスメールで失礼にならない!「飲み会」が正解な理由と具体例
幹事さん必見!フォーマルな場面で選びたい「飲み会」
結論から言いますと、会社の上司や取引先、社内イベントの案内などで使用する場合、「飲み会」を選ぶのが正解です。
これが、ビジネスにおける一般的なマナーであり、最も失礼なく、かつ無難な選択だと言えます。
なぜなら、「呑み会」が持つ「豪快に飲む」といったニュアンスは、フォーマルなビジネスシーンにはあまりふさわしくないからです。
社内の連絡網や公式な案内文で「呑み会」と書かれていると、受け取った側は少し違和感を覚えるかもしれません。
「この案内文、本当に大丈夫かな?」
と感じる方も、実際にはいらっしゃると思いますよ。
私は、大切な案内メールを作成する際は、必ず「石橋をたたいて渡る」精神で、より丁寧で、より広範に受け入れられる表現を選ぶようにしています。
それが「飲み会」なのです。
【コピペOK】社内向け・取引先向け案内メール例文
では、実際にビジネスメールで使える「飲み会」の案内例文をいくつかご紹介しますね。
コピペして、状況に合わせて少し修正するだけで使えますので、ぜひ活用してみてください。
【社内向け】部署内懇親会の案内
件名:【ご案内】部署内懇親会のお知らせ
〇〇部各位
いつもお疲れ様です。
さて、下記の通り部署内の親睦を深めるため、懇親会を企画いたしました。
部署を越えた交流の機会となりますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
ご多忙の折とは存じますが、ご出席いただけますと幸いです。
記
- 日時:〇月〇日(〇)〇時〇分~
- 場所:〇〇(店舗名)
- 会費:〇〇円
- ご出欠:〇月〇日(〇)までに、〇〇(担当者名)までご返信ください。
以上
よろしくお願いいたします。
署名
【取引先向け】協力会社との懇親会案内
件名:【ご案内】〇〇プロジェクト懇親会のご連絡
株式会社〇〇
〇〇様
いつも大変お世話になっております。株式会社△△の〇〇です。
先日は、〇〇プロジェクトにおいて大変お力添えいただき、誠にありがとうございました。
つきましては、ささやかではございますが、プロジェクトの打ち上げを兼ねた懇親会を企画いたしました。
ご多忙中とは存じますが、ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます。
記
- 日時:〇月〇日(〇)〇時〇分~
- 場所:〇〇(店舗名)
- 会費:〇〇円(当日受付にて頂戴いたします)
- ご返信:〇月〇日(〇)までに、本メールにご返信ください。
以上
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
署名

「呑み会」を使うならこの場面!知っておきたい例外と注意点
親しい間柄での「呑み会」が示すニュアンス
では、「呑み会」が全く使われないかというと、そうではありません。
私個人としては、ごく親しい友人との会話や、プライベートな連絡で使うことがあります。
例えば、長年の付き合いがある友人からのメールで「久しぶりにガッツリ呑もうぜ!」なんて来たら、なんだか昔を思い出して嬉しくなりますよね。
これは、形式ばらない、フランクな関係性だからこそ使える表現だと思います。
「呑む」という漢字には、少しくだけた、あるいは「よし、今日はとことん飲むぞ!」といった気合のようなニュアンスが含まれていると感じます。
だからこそ、そういった表現が許される相手との間で使うのが適切でしょう。
ここぞという時に!あえて「呑み会」を使う場合の心構え
「じゃあ、ビジネスでは絶対に『呑み会』は使っちゃダメなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私の経験上、絶対にダメというわけではありませんが、かなり限定的な場面になると言えます。
例えば、部署内のごく一部の親しい同僚だけで集まる、本当にカジュアルな「ちょっと一杯」の誘い。
しかも、そのメッセージがメールではなく、チャットツールや口頭であれば、あえて「呑み会」と使うことで「堅苦しくなく、気軽に楽しもう」というニュアンスを伝えることができるかもしれません。
しかし、これはかなり高度な使い分けです。
相手との関係性、部署内の雰囲気、そして送るツールまで見極める必要があります。
少しでも迷うのであれば、やはり「飲み会」を選ぶのが無難だと、私は思いますよ。
もう迷わない!シーン別「飲み会」vs「呑み会」使い分けフローチャート
状況に応じて使いこなす判断基準
結局のところ、「飲み会」と「呑み会」の使い分けは、相手と状況を見極めることが大切になります。
私がいつも頭の中で考えている判断基準を、簡単なフローチャートにしてみました。
「飲み会」vs「呑み会」使い分けフローチャート
- Step 1: 相手は誰ですか?
- 上司、取引先、目上の方、多数の部署の方→ 迷わず「飲み会」を選びましょう。
- ごく親しい同僚、プライベートの友人→ Step 2へ。
- Step 2: 案内する内容はどんな会ですか?
- 公式な社内イベント、プロジェクトの打ち上げ、送別会など→ 「飲み会」を選びましょう。
- ごく少人数での「ちょっと一杯」、個人的な誘い→ Step 3へ。
- Step 3: どのツールで送りますか?
- ビジネスメール、社内掲示板、公式な連絡網→ 「飲み会」を選びましょう。
- LINE、Slackなどのチャットツール、口頭→ 「呑み会」も選択肢に入りますが、相手との関係性に注意が必要です。
私が実践する「石橋をたたいて渡る」選び方
私の座右の銘は「石橋をたたいて渡る」です。
この言葉通り、ビジネスで使う言葉を選ぶときは、常に慎重に、そして「相手にどう伝わるか」を一番に考えています。
「呑み会」は、そのカジュアルさゆえに、使い方を間違えると相手に「軽い」「配慮に欠ける」といった印象を与えてしまう可能性があります。
特に、相手がどのような価値観を持っているか分からない場合は、より丁寧で一般的な表現を選ぶのが賢明です。
ですから、ビジネスシーンにおいては、ほぼ100%の確率で「飲み会」を選択する、これが私の「石橋をたたいて渡る」選び方です。
この原則を守っていれば、まず間違いなく失礼にあたることはありませんから、安心してくださいね。
自信を持って誘いましょう!あなたの言葉が繋ぐ人間関係
「飲み会」と「呑み会」、たった一文字の違いですが、ビジネスの場ではその使い分けが相手に与える印象を大きく変える可能性があります。
今日からは、もう迷うことはないはずです。
上司や取引先へのメール、社内イベントの案内文では、「飲み会」を堂々と使ってください。それが、相手への敬意と、あなたの常識を示す一番確実な方法です。
言葉は、人と人との関係性を築く大切なツールです。正しい使い分けを身につけることで、あなたは自信を持ってコミュニケーションを取り、より良い人間関係を築けるようになるでしょう。
今回、「のみ会」の書き方に納得できたあなたなら、きっと他のビジネスメールの書き方にも興味があるのではないでしょうか?
例えば、件名の付け方一つでメールの開封率や返信率が変わったり、相手への敬称の使い方で印象がガラッと変わったりすることも実際によくあります。
そうした細かな配慮が、ビジネスを円滑に進める「塵も積もれば山となる」大切な要素なのです。
もしよろしければ、別の記事でビジネスメールの基本マナーについても詳しくご紹介していますので、ぜひそちらも読んでみてくださいね。

